4月が近づき、新生活に向けた引っ越しシーズンがやってきましたね!
一方で、引っ越しの手配をしないといけないけど、引っ越し前の後片付けや準備に追われて、引っ越し業者への連絡はまだ・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、バタバタと引っ越し業者に連絡し、やっつけ仕事で見積もりをもらうと、大きな損をしている可能性があります。
この記事では、ぐらぱぱが新居に引っ越しする際に、なんと6社にも見積りをとって、最安値水準でお得に引っ越した経験をもとに、いかにすれば、お得にかつ快適に引っ越しができるのかについてご紹介していきます!
Contents
引っ越しで失敗しがちなのはなぜか?
引っ越し経験の多い転勤族の方を除けば、3度、4度と引っ越しを繰り返された経験をお持ちの方は少ないのではないでしょうか?
引っ越しに関しては、業者的にここがポイントなのです!!
引っ越しの依頼主は、
「引っ越し」という一大イベントに対して、絶対的な経験値不足のケースが圧倒的に多いのです。
その足元を見てといっては失礼ですが、少なからずその状況を利用して、法外な引っ越し費用を請求してくる業者も中にはいることも事実です。
では失敗しない引っ越しのためにはどうすれば良いのか?
まずは引っ越し全体の流れを確認し、具体的な引っ越し費用がほぼ決定する業者見積り時に何を気を付ければ良いのかのポイントについて、以降で順番に紹介していきます!
引っ越しの全体の流れ
引っ越し作業の一つずつまで取り上げると細かくなるので、ここではお得な見積もり取得をターゲットに、把握しておく必要のある引っ越しの流れ・全体像についてご紹介します。
- 引っ越し先の確定
- 引っ越し候補日の確定(何日か複数候補日を挙げておく)
- 業者見積り日の決定(なんだかんだで30分/件くらいかかる)
- 見積もり価格の提示を受け、業者を決定
- 引っ越し日までに鬼梱包
- 引っ越し日当日:業者を見守りながら適宜サポート&指示
- 段ボール開梱、後片付け
大体こんな感じではないでしょうか?
引っ越し業者と話を進めるにあたっては、①、②等をできるだけ予め決めておいた方が話がスムーズです。
業者見積時におさえておくべきポイントとは?
引っ越し業者は何を見て、何を考えているのか?
引っ越し業者が見積もり時に、依頼主の家を訪れて何を見ているのか、何を考えているか?ですが、詰まるところ、以下の様なところかと思います。
- 「引っ越しの難易度はどれくらいか?」
- 「依頼主は引っ越しにどれくらい協力的か?信頼に足る人物か?」
- 「複数社の見積もりどりの有無及びいくらくらいか?」
①引っ越しの難易度はどれくらいか?
引っ越しは基本的に午前中、もしくは午後、物量が多い場合等は終日の3つの時間帯で行われることが多いです。
それら3つの引っ越しの枠のどれに当てはめられるのかと、アルバイトやトラック等のリソース等を勘案して、引っ越し業者は、できるだけ効率の良い引っ越し案件を数多くゲットしたいと考えています。
そのため、依頼主のお宅の物量や、整理整頓のされ具合(当日に片づけが残っている等の非効率なことは発生しなさそうか)、壊れやすそうなデリケートな荷物(骨董品など)は無いかを、ざっと確認しているものと思われます。
例えば、衣類がきちんと整理されているかや、玄関の靴が整理されているかどうかだけでも、何となく引っ越ししやすそうか、しにくそうか察しがつきますよね。
②依頼主は引っ越しにどれくらい協力的か?信頼に足る人物か?
引っ越し自体の難易度がある程度掴めたら、次は引っ越しの依頼主が引っ越しにどの程度協力できるのかの確認です。
依頼主の引っ越し経験の有無や、引っ越し当日までの期間(余裕があるか)、引っ越し当日まで誰が片づけをするのか(お皿の梱包や段ボール詰め等)、依頼主はそもそも言ったことを守れる信頼に足る人物なのか等を見極め、引っ越し自体の難易度だけでなく、その実現性を左右する依頼主の人柄を見ているのです。
③複数社の見積もりどりの有無及びいくらくらいか?
引っ越し自体の難易度と、依頼主が信頼できるに足る人物かを確認したら、いよいよ引っ越しの価格設定ですね。
ここで重要になるのは、他の引っ越し業者から依頼主が既に見積もりを受領しているか?またその価格帯です。
引っ越し業者がどうしても欲しい引っ越し案件であれば、「(先に見積もりを取った)他社よりも安い価格でやらしてもらう!」という話になり易いでしょう。
取れればよいくらいの案件であれば「その価格が業界的にはいっぱいいっぱいなのだけれども、自社のこのサービスが優れている・・・、または他社のこういうところがダメ・・・」と他社排除に走ることになるでしょう。
その価格帯でやる価値のない引っ越し案件だと思えば、そのまま退散するかもしれません。
引っ越し業者の見積り価格帯の決まり方とは?
ぐらぱぱが辿り着いた、引っ越し業者の見積もり価格帯の決まり方は、以下の通りです。
難易度 × 協力度係数 × 依頼主の価格需要度
難易度とは、上記①の「引っ越しの難易度はどれくらいか?」を指します。
つまり、物量とか間口の広さとか、輸送距離とか等の要素ですね。
次に、協力度係数とは、上記②の「依頼主は引っ越しにどれくらい協力的か?信頼に足る人物か?」を指します。
つまり、その引っ越しを依頼主はどれくらい積極的に協力的に進めようとしているかです。
例えば、お皿の梱包を依頼主の方で済ませるとか、引っ越し段ボール詰めが期日までに確実に終わりそうか等の要素です。
協力度が高いほど、係数は1未満になります(例えば0.8、0.9とか。つまり割引率のこと)。
逆に低そうなほど、係数は1以上になります。つまり割高な見積もりがかえってくることになります。
最後に依頼主の価格需要度とは、上記③の「複数社の見積もりどりの有無及びいくらくらいか?」のことを指します。
引っ越し業者が見積もりに依頼主宅を訪問した際に、すでに複数業者の見積もりが行われ、ある程度見積もり額が下がってきたり、現実的な価格帯に収束してきている場合、その依頼主の価格需要度は低くなっていると言えます。
つまり、業者から高めの値段で見積もりを吹っ掛けられにくくなっている状況と言えます。
業者見積時の必勝対策法とは?
引っ越し業者が見積もり時に何を見て、引っ越し価格の提示をしてきているのかということがある程度わかれば、あとは依頼主の方で、それを逆手にとって一つずつ対策をしていくだけです。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」と昔の兵法でも言いますが、まさにコレです!!
少しの工夫で大きな引っ越し費用の節約が実現できることだってあるのです。
具体的な対策方法
まず①引っ越しの難易度についてですが、
業者の見積もり前には、それなりに家の片づけ・掃除をしておきましょう。
次に②依頼主が信用に足る人物か?についてですが、
業者の見積もり時の質問には出来るだけハキハキ答えるように意識しましょう。実家の両親や友人等、引っ越し準備を手伝ってくれる協力者が予めいる場合は、その旨もそれとなく業者に伝えておきましょう。
引っ越し準備への前向きな姿勢を見せることが大事なのです。
また、信頼感というと少し難しいですが、極論、靴を玄関に綺麗に並べておくことだって効果的かもしれません。
ぐらぱぱの旧宅に見積もりにきた出来る系の営業マンは、靴の整理のされ方や、ビジネスシューズにシューキーパーを入れていたこと等を取り上げて、その姿勢を褒めてきました。
「彼らは、私たちが考える以上にはるかに細かい点まで観察しています!」
最後に③の複数社の見積もり有無とその価格帯ですが、ここが結構重要です。
引っ越し業者は、引っ越しのサカイ、ありさんマークの引っ越しセンターやアート引っ越しセンター等の大手から、地域ローカルの引っ越し業者等、世の中的にたくさん存在しています。あなたはその中でも、この業者であれば信頼できそう等と好感を持っている本命の業者があるのではないでしょうか?
ぐらぱぱの見解でいくと、業者見積りは、できるだけ1日に複数社を入れた方が良いです。
また本命の引っ越し業者はその中でも後半に見積もりに来てもらいます。前半は地域ローカルの会社や大き目の割引価格を提示してくれそうなキャンペーン中の業者等を呼びましょう。
なぜ、そのようなことをするかと言いますと、部屋の片づけをあらかじめしておくのであれば1日にまとめた方が楽という依頼主側の都合に加えて、先に来た業者の見積もり価格が次にくる業者の見積もり価格のベンチマーク(参考)になるからです。ぐらぱぱの6社見積もりのケースで行くと、1件目の25万円近くの見積もりから、最後の大手本命業者の見積もりまでで、およそ半額になりました!!
最初の方に来た業者は、「このソファー一般的な2人掛けではなく、2.5人掛けの大型タイプになるので、追加料金がいる」だの何だの、高額な引っ越し料金を請求するための難癖をつけて回っていました。
もちろん、後半の本命業者からは、そのような話は一切されませんでした。
※それはそれで、この業界の価格構造はどうなっているのかと素人的には気になってしまいますね汗。
業者見積は、次の業者の営業マンの目につくところに敢えて置いておきましょう。あの業者はいくらにしてくれると言ったのに~のような曖昧な話をふっかけても、徒労に終わることもあるので、ここは事実ベースの実際の見積もり書をベースに各業者と話しをしていきましょう!
本記事を参考に、皆様の引っ越しが少しでもお得に快適に進めば幸いです♪
間違いなくお役に立てる部分はあるかと思います^^