いよいよ2019年10月に迫る消費増税。「早めに高額商品を購入しておかないと!」、または「あぁ~、また節約生活かぁ~」と半ばあきらめた気持ちになっている方も多いのではないでしょうか?
いえいえ、ここで単に「消費増税=家計負担の増加」というつらい現実だけを受け入れて、受け身で終わっていてはいけません!!
当ブログ「子育てマネーラボ」ではこれまでの記事で、特に子育て世代に関わる消費増税対策について、複数記事に渡って解説してきました。本記事ではそれらを総括する形で、消費増税対策のポイントについて改めて整理し、まとめています。
時間の無い方はまずは、こちらの記事をご確認ください。
この記事を読むことで以下がわかります。それでは早速見て行きましょう!
- 政府が予定している消費増税に向けた各種対策 (特に子育て世代に関わるもの)
- その他、2%の消費増税に対抗する自己防衛策
Contents
2019年 政府の消費増税対策まとめ
2019年10月からの消費増税によって消費が落ち込む(不景気になる)のを避けるため、政府は前回の5→8%への消費増税時と同様、またはそれを上回る規模で各種対策の検討を進めています。種類によってはまだ不透明なものもあるのですが、各種対策についてまとめますと以下の通りです。
① 幼稚園・保育園の無償化、及び認可外施設に対する補助の実施
② プレミアム商品券の発行
③ キャッシュレス決済によるポイント還元
④ 増税後に購入・登録された車を対象に自動車税の減免
⑤ 住宅ローン控除の期間延長及びすまい給付金の拡充
こう見ると、消費増税に備えて政府はいろいろと対策案を練っているのですね。これを見逃してはいけません!
尚、①~③の詳細については、当ブログの別記事で丁寧に解説していますので、詳細を確認されたい方は以下もご確認ください。では、次章で①~⑤のポイントをサクサク紹介します。
政府の消費増税対策の内容(要約版)
①幼稚・保育園の無償化、及び認可外施設に対する補助の実施
- 0~2歳児は住民税非課税世帯、3~5歳は全世帯が対象となる予定
- 3~5歳児の認可保育所や認定こども園などは全額無料になる予定
- 認可外保育施設についても、0~2歳児が月4万2千円、3~5歳児は月3万7千円を上限に補助が実施される見込み
- 但し、給食費については別途支払いが必要となる見込み
②プレミアム商品券の発行
- 住民税が非課税の世帯と0〜2歳児の子育て世帯が対象
- 購入できる商品券額の上限は、1人あたり2万円(受け取れるのは25%上乗せの2万5千円分)迄
- 使用期限は消費増税が実施される2019年10月から2020年3月末までの半年間に限定される予定
- プレミアム商品券が使用できるのは、発行自治体が指定した商業施設
③キャッシュレス決済によるポイント還元
- 2019年10月から9か月間の間、キャッシュレスで買い物をした場合、ポイントが最大5%還元される予定
- チェーン店等では2%還元、中小の小売店(ネット通販含む)の場合5%還元の予定
- 対象となるキャッシュレス決済の種類は、各種クレジットカードサービスに加えて、電子マネー、スマホ決済と多岐にわたるが、国の事前許可が必要
- 土地や学費、医療費など消費税がかからないもの、及び切手や商品券など換金性の高いものはポイント還元の対象外
④増税後に購入・登録された車を対象に自動車税の減免
- 2019年10月以降に購入・登録された車を対象に最大4500円/年間の自動車税が減免される予定
- 一方でエコカー減税の見直しにより、対象車種は2割程度少なくなる見込み
⑤住宅ローン控除の期間延長及びすまい給付金の拡充
- 住宅ローンで減税される控除期間を現在の10年から、13年に延長する
- 延長される3年間は、「建物価格の2%を3年間で均等分配した金額」と「借入残高の1%」のどちらか少ない方の金額
- すまい給付金の金額拡大及び年収が500万円超でも支給対象になる予定
- 対象期間は2019年4月以降の契約かつ2019年10月以降の引き渡しとなる予定(詳細未定)
その他、2%の消費増税に対抗する自己防衛策 まとめ
ここまで政府が準備を進めている消費増税対策について見てきましたが、自分でも準備できることはあります。前回の消費増税は3%でしたが、今回は2%です。それでも大きいことは間違いないのですが、2%であれば工夫次第で何とか穴埋めすることも可能です。以下にその方法を簡単にご紹介します!
最大限のクレジットカード使用
クレジットカードの基本的な還元率は、0.5~1%ですが、JACCSが発行しているREXカード等の高還元率クレジットカードを選択すれば、1%超の還元も可能です。
クレジットカードを普段使わないという方は、この消費増税の機会にクレジットカードをご準備、使用されることを強くオススメします。
家計費のなかで、どこまでクレジットカード払いにすることが可能か?という疑問については、以下でまとめていますのでご参照ください。
最大限のメルカリの使用
オークションサイトもそうですが、特に使い勝手の良いメルカリは、消費増税に対抗する強力な手段となり得ます。なぜならメルカリは個人間の取引であるため、消費税が発生しないからです。仮に同じ新品がメルカリ(送料込の場合)と大型スーパーに売っていたとすれば、メルカリを選択することで、消費税分お得に購入できたことになるのです。
もちろん、メルカリは新品だけでなく未使用に近い商品や他の状態の良い商品についても格安で購入できるチャンスがあります。今回の消費増税を機に積極的に使用を検討されることをオススメします!
メルカリの詳細については、以下の記事を参照ください。
最大限の金券ショップの利用
今回の消費増税で電車やバス等、公共交通機関のチケット等も値上げが予想されます。金券ショップでカバーされている様な金券は事前にチェックしておき、少し面倒ではありますがこまめに利用していくことをお勧めします!
ポイントサイトの利用
そのサイトを経由することで、ポイントサイト独自のポイントと、経由後のサイトでの買い物や予約等に対するポイントの二重取りができる便利なサイトがあります。特にぐらぱぱのおすすめは「ハピタス」です。こちらに登録しておき、Amazonや楽天での買い物サイト、じゃらん等での宿泊予約サイトにジャンプすることで、約0.5%くらいのポイントを追加的にゲットすることができます。
少しの手間でこのポイントの二重取りができてしまうので、是非お試し下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「2%の消費増税恐れるに足らず!!」と思って頂いた方が少しでもいらっしゃれば光栄です。政府の対策と自己防衛策を上手に組み合わせることで、2%の消費増税を一緒に楽しくお得に乗り切りましょう!